FBI(笑)Oh My Buddaha !・直接間接を問わず、関係・関連することがらを含めメモしていく。過去の記事も加筆訂正することがある。


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小樽問答についての参考

昨日付けの「聖教新聞」で、久しぶりに小樽問答について触れていた。
社説は、「あす、小樽問答記念日 学会が日蓮仏法の正義を宣揚」とある。
今日付けでは寸鉄欄に、
「3・11「小樽問答」の日。池田青年の司会で邪僧は震撼。破邪顕正の師子吼。」
さらに声の欄には、
「不滅の原点−「小樽問答記念日」 邪義を打ち破った言論戦 北海道小樽市 青山繁幸(71歳)」
という投書も掲載されている。

しかし、よくよく考えれば、小樽問答での学会側の教学面の主張は、当時の日蓮正宗教学、つまり相伝・門流宗学による声高で一方的な開陳にすぎない。
小樽問答前後の状況を含めて以下の資料を読まれることを勧める。
また、当時の録音は必聴であり、デジタル化もされている。
録音の反訳は日蓮宗現代宗教研究所のHPでも公開されているが、反訳作業をおこなったのは大木道惠である。

小樽問答関連の主な文献

「宗義討論会の真相」『宗門改造』昭和30年4月15日号
「日蓮正宗との問答の実況と感想」『日蓮宗宗報』46号
「「小樽事件」を裁く」『日蓮宗宗報』53号、昭和30年
長谷川義一『小樽問答の真相』池之端妙顕寺発行、昭和31年3月11日
日蓮宗現代宗教研究所『日蓮宗の近現代 他教団対応のあゆみ』
           日蓮宗宗務院発行、1966年3月1日、全384頁、非売品
 石川教張「「小樽問答」の概要と実態」240〜260頁
 小松智元「小樽問答私記」261〜271頁
 秋永智徳「小樽問答からの課題」272〜276頁
 三原正資「創価学会への教学的対応とその特色」277〜282頁
 石川教張「創価学会に対する教義批判の展開 長谷川義一の研究を中心に」283〜297頁
日蓮宗現代宗教研究所『現代宗教研究 40号』日蓮宗宗務院、平成18年3月31日、非売品

小平芳平編『小樽問答誌』創価学会、昭和30年5月3日、全233頁
創価学会教学部小平芳平『小樽問答誌』創価学会、昭和37年7月3日、増訂再版、全291頁
池田大作『人間革命』第9巻、聖教文庫。

講師略歴
[日蓮宗]
長谷川義一 明治30年3月2日〜昭和34年12月16日(63歳)。東洋大学卒。明治41年顕本法華宗僧員免許。千葉県真福寺住職、千葉県常泉寺住職を経て大正11年に東京下谷妙顕寺住職。大正11年顕本法華宗宗務庁録事、布教師。大正13年統合宗学林高等部教授、同学林学監。昭和16年立正大学専門部講師、日蓮宗専任布教師。昭和19年立正大学宗学研究所員となる。戦後、立正大学専門部教授、東洋大学宗教講座講師、立正大学講師、日蓮宗北部布教師会長。昭和25年、僧正となり、日蓮宗常任布教師、日蓮宗教学審議会委員となる。著書に、『寂光寺日鑑上人の教学思想』3巻(昭和17)、『小樽問答の真相』(昭和31)、『什門教学伝統誌』(昭和33)。遺稿集『祕鍵』が没後刊行。

室住一妙 明治37年7月10日生。大正9年日蓮宗大学中等部に入学。大学予科、本科、研究科3年を了え、昭和9年教職に就く。小樽問答当時は、身延山短期大学、身延山高等学校勤務。著書に、『身延文庫略沿革』(昭和18)、『行学院日朝上人』(昭和26)、『開目抄に聞く』(昭和41)、『日蓮大聖人と倶に』(昭和42)。

[創価学会]
小平芳平  大正10年8月13日生。昭和16年7月日蓮正宗入信(創価教育学会入会)。昭和22年中央大学法学部卒。池田大作を折伏したことは知る人ぞ知る話。小樽問答当時は、創価学会教学部長、大白蓮華編集長、教学部教授。後に公明党参議院議員となる。創価学会参議。著書に、『創価学会』『小樽問答誌』など。池田大作著『人間革命』には山平忠平の名で登場する。

辻武寿 大正7年4月3日生。昭和13年東京府豊島師範学校卒。昭和15年7月日蓮正宗入信(創価教育学会入会)。小樽問答当時は、創価学会青年部長、蒲田支部幹事、教学部教授。後に、創価学会理事。公明党第2代委員長を短期間つとめる。創価学会副会長、創価学会参議会議長。著書に、『私の個人指導』など。池田大作著『人間革命』には関久男の名で登場する。
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by siawaseo_anatani | 2008-03-11 17:42 | 資料紹介