FBI(笑)Oh My Buddaha !・直接間接を問わず、関係・関連することがらを含めメモしていく。過去の記事も加筆訂正することがある。


by FBI(笑)Oh My Buddaha !

戸田氏の悟りについての記述

研究者やマスコミ関係者はもちろんのこと、創価学会に関心のある人には必携必読の本である。
聖教新聞社版や和光社版の『戸田城聖全集』にも収録されていない北海道時代をふくむ戦前の日記などが掲載されており、非常に興味深いだけでなく、資料としての価値も大きい。
この本が出版されたのは1970年の秋、実際には奥付の発行年月日よりも1、2ヵ月前に発売されている。
この年は正月からマスコミで創価学会と公明党によるいわゆる「言論・出版妨害事件」が話題になっていた。
この年、創価学会(池田大作氏個人に関するものも含む)・公明党・日蓮正宗について出版された書物はパンフレット類を含め40冊を超える。
大半は批判書であるが、5月3日以降はヨイショ本も数冊出版されている。

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d0153496_1733265.jpg「自分は妙法蓮華経が、仏陀の命であり、我等衆生の命であると確信している。この確信は、釈尊の自ら、自分に教えられたところであり、日蓮の自ら、我が身にささやかれたところである。自分は少なくとも日本国において、法華経を読める者の一人たるを確信する。
 人曰く「あなたは、どこで法華経を知りましたか」と。
 自分は答えて曰く「五百塵点劫以前に釈尊に教えを聞き、現世において、しかも、牢獄以来これを思い出しました」と。
 しかし、人のよくこれを信ずるももはない。
 経に曰く「一切声聞辟支仏の知る能わざるところ」と。また、人のよく至るなしと。人の信ぜざるもまたむべなるかな。
 深く過去遠々劫より、この五体のまま経を聞きたりとするも、だれかよく信ぜん。されど我れは、深く了解せり。この五体このままに仏に遇い教えを聞き、今ここに受持すと。

  独房にての歌を想い出せるままに。

  つかれ果て生きる力も失いて
   独房の窓に母の呼びにき

 この境地は弱かった。もし父人を知りなばこの歌はなかったであろうか。それともこんなに弱くなってこそ、真の父を知ったのであろうか。

  友もなく屋根に咲く野辺の草
   力強きを誇りてぞある

 まだ法華経を知らざる前、Lさんを想って、自分の力を、生命力を、誇ったものだが、妙法を知らざる生命は、その後一年で前記の歌となった。
 やはり妙法の命でなくては、強い強い生命に生きられまい。

  安らかな強き力の我が命
   友と国とに捧げてぞ見ん

(昭和二十一年三月三日)

*「心影余滴」より。
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戸田城聖『若き日の手記・獄中記』175〜177頁、青娥書房、
    初版昭和45年11月15日、再版46年1月15日

参考:国立国会図書館請求記号 HM191-24
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by siawaseo_anatani | 2008-03-19 17:22 | 資料紹介